シリコーンゴムの成型視察と金型洗浄
本日は新規分野のシリコーンゴム製品の試作。寸法に非常に厳しい製品で、バリをいかに薄くするか、脱型をいかに効率的に行うか、等お客様とともに条件出しを行いました。
お客様がエンドユーザー様と詳細を打合せして下さっており、課題を解決することができました。ありがとうございます!
今月末には同分野の製品がもう1点、医療用途の製品の試作が1点、来月初めには新規分野の試作がさらに1点と試作・研究が目白押しです。様々な分野のお客様から頼られるのはありがたいことで、一つ一つ課題を克服していくようにします。製品が違うと必要とされる考え方も大きく変わってきますので、各製品ごとに1年生のつもりで臨みます。
今回は金型の定期メンテナンスを行いました。表面のわずかな傷も黒点も許容されないシリコーンゴム製品がありますが、その金型はゴムの内部に含まれる不純物や離型剤等によりどうしても汚れてきます。
今回はテイクロ様の超音波洗浄機と秘密の薬剤にて洗浄を行いました。
「金型を制する者は、ゴム成型を制す。」
RIKENのスタッフは、金型に特に気をつけています。
また見た目がキレイな金型で成型することはスタッフのモチベーションがキープできるうえ、それがひいては製品の品質にも影響します。
クリーンルームでの成型でもちろん品質は向上しますが、最も大事なものは人(=ものづくりに対する心掛け)ではないかと考えています。
各業界の要求水準は年々厳しくなっています。現在では先進的な「クリーンルームゴ×ゴム成型」も10年後にはスタンダードになっているかもしれません。その際にRIKENが後発よりはるか先にいられるよう、ハードではなくソフトを強化していきます。
このページを書いた人
RIKENTECHNOLOGY(THAILAND)CO.,LTD.
General Manager Mr. Sawase
スタッフの教育マシーンと化したゴムメーカーの管理者
ご連絡先:092-250-0166 (タイ国内から)