ドライアイスブラスト
本日は最近流行の兆しが見られる「ドライアイスブラスト」を試してみました。
トライにご協力いただきましたS社様、ありがとうございました。個人的な感想ですが、特徴としては以下のようになるでしょうか。
長所:
・金型を降ろすことなくその場で作業できる。
⇒メンテナンス時間の短縮
・処理後は気化するため、他のブラストのように入り組んだキャビティにメディアが残ることがない。
⇒洗浄後はすぐに量産に移れる。※樹脂やガラス等のブラストの場合、念のため不要なシリコーンゴムでキャビティを洗ってから量産を再開します。
・金型の表面を傷つけず、マスキング不要で恐れず打てる。
⇒表面が意匠面の場合でも容易に洗浄できる。
短所:
・一般的な汚れは取ることができるが、強くこびりついた汚れや浸食したサビは落とすことができない。
・都度ドライアイスを入れて使用するため、ランニングコストがかかる。
・初期投資コストがかかる。必須ではなく他の方法で代用が効くため、費用対効果が見えにくい。
わかりにくいですが、汚れがよく取れています。
またシリコーンゴムの製品の顔もキレイになったと現場から絶賛です。
キャビティのついでに金型の製品面以外の部分も掃除させてもらいましたが、かなりキレイになりました。
金型を毎日取り扱うスタッフも、キレイな金型のほうが仕事をしていて気持ちよく、そのモチベーションアップが製品の品質にも影響すると思います。